3-B16 匂いを用いて聴衆の反応を共有するプレゼンテーション支援システムOdorReaction
https://scrapbox.io/files/6752c056f7620c05c8e9e2a9.png
3-B16 匂いを用いて聴衆の反応を共有するプレゼンテーション支援システムOdorReaction
藤川 興昌(筑波大学),守 新太郎(筑波大学),川口 一画(筑波大学)
プレゼンテーションは,一対多における情報提示手法として様々な場面にて用いられているが,通常の対話と比べて聴衆の非言語情報が減少するといった課題がある.この課題に対して,聴衆の反応を発表者へ共有する研究が多く行われているが,反応を共有するための媒体として視覚および触覚を用いており,他の感覚については調査されていない.そのため,各感覚の特徴について比較を行ったところ匂いを用いることによって円滑なインタラクションを実現しつつ発表者への負担を軽減できる可能性があることが判明した.そこで,我々は匂いを用いて聴衆の反応を共有するプレゼンテーション支援システムOdorReactionを提案する.今後は提案システムを用いてユーザテストを行い,匂いを用いた聴衆による反応の共有が発表者の発表のしやすさ,および聴衆の満足度へ与える影響に関して評価を行う予定である.